コーヒーは実に単純な飲み物です。材料はコーヒー豆と水(お湯)だけで、あれやこれやと様々な材料を混ぜて作るわけでは有りません。ですから余計に素材の良し悪しが味に直接影響します。
美味しいコーヒーを飲むためには、まず何より「良いコーヒー豆」を手に入れなければならないわけです。
コーヒー豆には「コロンビア」「ブラジル」「ブルーマウンテン」など様々な銘柄がありますが、これは生豆("グリーンビーンズ"といいます)の生産地などからくる一般的な名称であって、それが直接コーヒー豆の品質につながるわけではありません。
「良いコーヒー豆」とは「品質の高い生豆を適切に焙煎したもの」のことです。
原料である生豆とそれに熱を加え加工する"焙煎"という技術、この二つが組み合わさって初めて良いコーヒー豆ができます。どちらか一方がよければいいというわけではありません。
『生豆』『焙煎』『淹れ方』の関係を簡単に言えば次のようになります。
ここで気をつけたいのは『焙煎』と『淹れ方』という技術の単位は"%"であって、上限の『100%』を超えることはない、ということです。
もちろん味の質には苦味や酸味、甘味など様々ありますので、こんなに単純ではありませんが、つまりは無いものから有るものは作れない、ということです。
前書きが長くなりましたが、ここでは「美味しいコーヒーを飲もう!」という目標(!?)を基に、一般の方にはあまりなじみの無い「焙煎」の話も含め、コーヒーに関する様々なことをお話ししたいと思います。
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