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[起立性調節障害]
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マスターの独り言
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【2010/04/15(木)】
[起立性調節障害]
予兆
起立性調節障害は多くの自律神経失調症と同様に、何らかの予兆を従って徐々に進行し、いつの間にか症状を呈するようになった、という場合がほとんどです。頭痛や腹痛などを訴えても、それが起立性調節障害からもたらされたものだとは、おそらく家族はおろか本人でさえ気付かない事も多いのではないかと思います。
改めて考えてみると、娘のSちゃんにも思い当たる節がいくつかありました。
疲れやすい
昨年の夏休み、富士宝永山に登った時の事です。
娘たちがグダグダになったのは、初めての高所であったことやおそらくは風邪気味であったことが原因だと思っていましたが、今から思えばこの時すでに起立性調節障害の兆しがあったのかも知れません。
薄々とですが小学校低学年の頃に比べ二人の体力が落ちて来たように感じていましたし、その根拠は明白でした。運動不足です。
私なんぞが娘たちと同じ年の頃は学校から帰るなり遊びに出掛け、毎日のように空き地や路地裏などで暗くなるまで遊んでいたものです。
しかし双子の娘たちはというと、低学年の内は学童保育のお世話になっていましたから、児童館で一輪車に乗ったり鬼ごっこをしたりと元気に遊んでいましたが、中学年になって児童館へ通わなくなってからは家の中でゲームなどに興じることが多く、ダラダラとした生活を繰り返していました。
行き先を告げずに遊びに出掛けても、近所の殆どが知り合いで何かしら保護してくれる地域の目があった昔ならともかく*1 、下手に子供に声を掛けようものなら不審者情報としてメールが回ってしまうような時代ではやむを得ない事なのですが、やはり子供たちだけで遊びに行かせるのは、私も不安でなりません。
外出時に口うるさく注意を促す事が娘たちを内遊びに向かわせた原因の一端であることは否めないでしょうね。
それでも妹のNちゃんは縄跳びや鉄棒などをしてこまめに身体を動かしていましたから、多少はマシだったのだと思います。
生活リズムのズレと寝起きの悪さ
もともと二人とも寝起きの良い方ではないのですが、特にSちゃんの寝起きの悪さは際立っていました。
起立性調節障害を患う以前ですら、朝起し始めてから布団を出るのに優に30分は掛かっていました。起きてからも活動を開始するまでにやたらと時間が掛かります。二人揃ってダラダラと支度をする様は、見ている私たちがイライラしてしまうくらい。
一方で、夜は「早く寝なさい」と繰り返し注意してもなかなか布団へ行かず、11時過ぎまで起きていることも珍しくはありませんでした。
もっとも、こうした娘たちの生活リズムのズレについては、私たち親の責任ですね・・・。仕事柄、夕食が遅くなりがちで、その結果、就寝時間も押してしまっていたのです。
神経質
不規則な生活を続けていれば誰しも自律神経は狂いがちですが、一般的に神経質な人ほど起立性調節障害を発症しやすいようです。神経質と言うより、特に人間関係において繊細と言った方が良いのかもしれません。
娘たちの場合、幼い頃からGojuのスタッフの中で育ってきたことも有って他人との係わり合いにおいてある意味子供らしかぬ距離感を持っています。また、双子であったことから1つのものを互いに分けあったり、順番に使うことなども自然と学んでいました。
ですから、子供であれば普通にあるような些細な意地悪も娘たちには理解し難い事だったようで、特に二人が幼い頃は大人と違ってずけずけと遠慮なく近づいては欲求の儘に行動する同じ年頃の子供に対して苦手意識があったようです。
小学生になり児童館へ通うようになってからは随分と逞しくなりましたが、やはり基本的な性格に変わりはありません。児童館でも同級生よりもむしろ上級生のお友達と遊ぶ事を好む傾向がありました。
SちゃんとNちゃんは1年生の時からクラスが別々なのですが、4年生になってからというものSちゃんのクラスは少し騒々しかったようで、はっきりとした理由もなくイライラしている事が多かったように思います。
「学校が嫌いなの?」
「ううん・・・」
「お友達が嫌なの? イジメられたりしてるの?」
「ううん・・・」
「じゃあ、先生が嫌なの?」
「ううん。先生は好き・・・」
学校に行くことにプレッシャーを感じているSちゃんにその理由を尋ねてみても、本人も良く分からないらしく曖昧な返事しか返ってきませんでした。その内ポツリポツリと話し出した内容で、一つ分かったことがありました。
『先生うざいよね』
などという他愛もないクラスメイト達の言葉に、担任の先生(女性)が好きなSちゃんは頷くことも否定することも出来ずにいたようです。
私なんぞはかなり気が強い方なので、例え孤立することになっても周りに迎合せずに自分の意見を伝え、毅然と立ち向かって行けば良いと思うのですが、内弁慶なSちゃんは二進も三進も行かず、次第にストレスが溜まっていったのでしょう。
元々プライドだけは高く神経質な面があったSちゃんですが、運動不足や生活リズムの乱れなど、起立性調節障害を引き起こしかねない状態の中で、恐らくはこの板挟みによるストレスが、最終的な引き金となってしまったようです。
<< 続く >>
*1:私が子供の頃、実家では在宅中はもちろん不在であっても旅行に出掛けるときなどを除き家に鍵を掛ける習慣がありませんでした。今では考えられない事ですが、それだけ昔の田舎は治安が良かったのでしょう。
ちなみに、学校から帰ったら家族は誰もおらず、近所のおばさんが家の中で待っていたことも珍しくはありませんでした(笑)最終更新日:2010/04/17(土) 00:04:27
Posted by マスター
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