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マスターの独り言
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- 十里木キャンプ場〜富士宝永山 (その1)
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【2009/08/26(水)】
[お出掛け]
夏休み最後の水曜日はお休みをいただいて、静岡県裾野市にある十里木キャンプ場へ遊びに行ってきました。
信州の知人の所と迷ったのですが、子供たちの『富士山が見たい!!』の一言で決定です。前日の火曜日はいつも通りに仕事を終えてから、事前に準備出来なかった分の荷造りと忘れ物の最終チェック。日常から非日常へ向かう時の、ちょっとこそばゆい様な「そわそわ」したじれったい気持ちを抑えて荷物を積み込み、ようやく走り出した車の中で「ふぅ・・・。」と一息落ち着きを取り戻したら、後は真夜中の東名高速を一路静岡方面へ。月曜日から興奮しっ放しの娘達は中々寝付けないようで、後部座席からは夜中の2時近くまで二人の話し声が聞こえていました。
平日深夜の東名高速は大型トラックが多くペースを思ったように維持することができませんでしたが、渋滞などには嵌る事も無く無事富士ICへと辿り着く事ができました。途中、地震で崩壊した箇所を通過しましたが、真夜中にもかかわらず煌々とライトを照らして斜面の補強工事を行っていました。工事関係者の方々、本当にご苦労様です。
富士ICを出た後は、今夜の宿泊地を目指しひたすら坂道を登っていきます。昼間であれば正面に富士山が見えるのでしょうが、月も出ていない真夜中では影も形もありません。
30分程走ったところで「丸火自然公園」へ到着。今夜はここで車中泊です。
とりあえず人気が少なくてトイレがあればどこでも良かったのですが、さすがは自然公園、外灯くらいはあるだろうと思っていたのに人工的な明かり一つ無く、一面の真っ暗闇。駐車場の隅に車を止め、後部座席をフラットにして子供たちの寝床を整えた後、運転席のシートを倒して浅い眠りにつきました。
日頃から寝付きの悪い私は何度も寝返りを繰り返し、ようやくうつらうつらし始めたのも束の間、うるさいほどの鳥の声に瞼を開ければ辺りはまだ薄暗く、深々と寝ている妻と子供たちを横目に、「どうせもう眠れやしないのだから」と白む木立の中で珈琲を淹れ、しばし独りの時間を楽しみました。
やがて、日も昇り、もう頃合だろうと妻たちを起こしてカップラーメンの朝食をとった後、本日の第一の目的地、富士サファリパークへと向かいました。
夏休みの期間とはいえ、平日であることから少しは空いているかと思いきや、富士サファリパークは意外(?)なほどの混みよう。入場料を払ってすぐさまサファリゾーンのゲートへ進みましたが、車を止めてのんびりと動物を眺めることが出来るほどの余裕は無く、細々とした走行を強いられました。
「ライオン!、可愛い〜〜〜。」
「トラさん!!、可愛い〜〜〜。」
「チーターも可愛い〜〜〜。」
ネコ科の動物は例え猛獣であろうとも全て可愛いらしく、身を乗り出さんばかりにご機嫌な娘達でしたが、それとは裏腹に徐々に機嫌が悪くなっていくのが、走行距離12万キロ超えの平成9年式レガシィBG-5B GT-B。
長距離走行では高速道路だろうとワインディングだろうと酷道だろうと軽快で安定した走りと意外なほどの好燃費でもって応えてくれる愛車も、いわゆる渋滞走行はダメダメで、ジャダーの起こるクラッチとありえんほどの勢いで減っていく燃料計と相まってとうとうエンジンが愚図り始めてしまいました(;^_^A アセアセ・・・
後半は草食動物のエリアということもあって娘達のトーンが落ちたことをいいことに、さっさとサファリゾーンを抜け出して駐車場に車を止め、徒歩で園内へ向かいました。
サファリゾーンの混み具合から予想はしていましたが、やはり園内は人、人、人。平日でこれですから、夏休み期間の土日祝祭日などはいったいどうなってしまうのでしょう???
ううぅ、考えただけでも恐ろしい・・・。
園内では幸運にもライオンの赤ちゃんを間近で見ることが出来ました。本日最大のイベント。
赤ちゃんライオンを抱えて解説をしている係りの人の腕は甘噛みの傷と爪痕だらけ。仕草は子猫そのものでしたが、やはり手足の大きさが半端ではありません。
単純に体の大きさで言えば、自宅で飼っている猫のペテロニウス(キジトラの元♂、4歳、体重8kg!!)の方が大きいのですが、幼児体型である証しの頭部の大きさと、将来の大物ぶりを予測させる手足の大きさは比べ物になりません。ま、当たり前ですけど。
あー、それにしても、可愛いなぁ。欲しいなぁ・・・。
さて、富士サファリパークを出た後は、本日の宿泊地「十里木キャンプ場」へ。車で10分足らずの道程です。
裾野市市営の十里木キャンプ場は利用料金の安さが魅力の一つ。テント一張りにつき、裾野市市民で500円、それ以外は1,000円という驚きの安さ!!
家族4人でもテント一張りならば1,000円で利用できます。
それだけ安いキャンプ場なら、施設は質素なものだろうと思っていましたが、到着してみれば意外や意外。キャンプサイトそのものはこじんまりとした規模ながら、掃除の行き届いた水洗トイレに、夜間照明付き調理場とBBQ場。もう、私達にとっては至れり尽くせりなキャンプ場でした。
いや、まあ、テント泊での夕飯と言えば、調理も食事も後片付けもヘッドランプの明かり下で、というのが私達にとっては普通だったりするので、その辺りの感覚は結構違うのかも知れませんがね・・・。
ちなみに、私達の学生時代、植生調査等で山に登った時の食事の後片付けは、
○食後、調理に使用した鍋は一切洗わず、そのままお湯を沸かす。
○ティーバッグを入れ、鍋の汚れを落としながら紅茶を作る。
○各々の食器に紅茶を分ける。
○残ったティーバッグは係りのものがチューチュー吸って、水気を切る。
○それぞれが自分が使用した食器を紅茶で洗いながら飲み干す。
○最後に鍋や食器をロペ(ロールペーパー=トイレットペーパー)で軽く拭いておしまい。と言う感じでした。環境に対するインパクトを出来るだけ抑えるためでしたから、洗い場のあるキャンプ場でも同じようにしていました。当時はカレー味の紅茶だの、ミートソース味の紅茶だの、豚汁味の紅茶だの、色々飲んだなあ・・・。
まあ、そんな感覚の私達でしたから、
「いやー、キャンプ場が結構至れり尽くせりでさあ。BBQする場所なんて椅子とテーブルはあるわ、ライトまでつくんだよ!!」
と言っても、
「はあ・・・、それって【普通】じゃないんですか?」
とスタッフのAyuちゃんに言われる様ですから、感覚がずれているのかも知れませんな。
キャンプ場中央にある管理棟で受付を済ませると、本日の利用者は私達だけのもよう。どこでも好きな場所を使って良いとのことでしたので四阿(あずまや)風のBBQ場とトイレから程良い距離にある場所にテントを設置しました。
夕方になって日帰りBBQのグループが一組、飛び込みでやってきましたが、これだけのロケーションと料金の安さであるにもかかわらず、お盆などのハイシーズン以外は殆ど利用者がいないというのは勿体無い気がします。もっとも、混雑するときは区画全てが埋まるほどの賑わいだそうですから、私達はラッキーだったといえますが。
距離的に遠いので中々難しいですが、来年あたり可能であるならばスタッフで有志を募って遊びに来たいと思いました。
テントを設置した後、昨日から殆ど寝ていなかった私は横になって休んでいましたが、妻と子供たちはキャンプサイト内を散策したりテント内でゲームをしたりして遊んでいました。
日が少し陰ってきた頃、四阿に道具を持ち込み早めの夕食の準備。夕食といってもコンパクトなシングルガスバーナーに小さなスキレットを載せての簡単焼肉と、カップラーメンや惣菜などのシンプルなもの。こんなものでも十分美味しく、満足な食事を楽しめました。
ま、なんと言っても、準備も片付けも簡単ですから(笑)
食後は片付けと平行して珈琲を淹れ、夜の帳に包まれ虫の音が響く林間の穏やかな時間をゆっくりと味わい、午後9時頃には就寝しました。
===続く===
最終更新日:2009/09/22(火) 03:14:49
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