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マスターの独り言

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 NITECORE EA4 の物理ロックアウト改造
【2014/01/27(月)】

 [グッズ] [DIY]

NITECORE EA4 Tailcap Lock-out modification

NITECORE EA4、購入してから使用する機会はそれほど多くはないものの、小型のボディに十分な明るさ、必要十分なランタイムとあって便利に使っています。

最近では Sunwayman D40A などの魅力的な4AA(単3電池×4本)、あるいは3AAのフラッシュライトが登場しており、食指が動かされそうになります。

でも、EA4以外はすべて電池ホルダーを使うタイプなんですよね。個人的に、この手のモノで電池ホルダーを使うタイプは嫌なんです。

例えば、足場の悪い所で電池交換するハメになった時、電池ホルダーをうっかり落として失くしてしまったり、壊してしまったりしたらそれでお終いですから。

もちろん、テールキャップや本体を落としても同じですけど、EA4であればテールキャップと本体はランヤードで一時的に繋げておけますし、リスクはなるべく少ない方が良いと思うわけです。

そんなわけで大変気に入っているEA4ですが、待機電流が多いという欠点というか欠陥があります。簡単に計測してみると、24時間で4AAの電圧が0.1Vほど、つまり1本あたり0.025Vほど低下してしまいます。これだと待機状態で1〜2週間くらい放っておくだけで使えなくなってしまうわけです。

待機電流の多さについてはメーカーへ結構なクレームが行ったようで、私が購入してから数ヶ月後にはパイロットランプの点灯時間を変更して待機電流を少なくしたバージョンが販売されました。

まあ、頻繁に使わない時には点灯状態からスイッチを長押ししてlock-out mode にしておくか、電池を抜いておけば良いのですが、これはこれで結構面倒です。

ZEBRALIGHT SC52 とか、同じNITECOREのExplorerシリーズでもEA1、EA2 のように、テールキャップを少しひねるだけで電池と回路の接続が物理的に切れて電流が流れなくなるようになれば、これが一番楽だと思うのです。

というわけで、今更という感じもしますがEA4をテールキャップ ロックアウト出来るように改造してみました。構想自体は購入した直後からあったのですけど、本体というかキャップに加工が必要なため、面倒臭がって延び延びになっていました。

既に似たようなことをされている方もいらっしゃるかと思いますが、参考までに。

 

Tailcap Lock-out Mod

【お約束】
以下に述べてあることは不可逆的な改造を伴います。当方は一切の責任を持ちませんので、実施の際は自己責任にてお願いします。

どのように加工したのか、写真を見てもらえば分かると思います。

 

まずはテールキャップから端子を外して加工しやすくします。

端子を止めている部品はロックタイトのような弛み止め剤をつけて嵌め込んであるだけなので、バイスグリップなどで挟み込んで慎重に捻じれば外れます。 
 


↑クリックで拡大↑

取り外した端子を写真のように加工します。

パターン(銅箔部分)をカッターナイフ等で削って絶縁し、電子部品の足をハンダ付けするだけです(ハンダが見苦しくてゴメンナサイ)。

気をつける点は、プラス端子とマイナス端子のちょうど中間、位置決めのピンから90度の位置に、あまり間隔を取らずにハンダ付けするくらいですかね。

ハンダ付けした後は簡単に剥がれたりしないように、パターンの部分に適当な接着剤を付けて乾燥させます。
 

後は元に戻してテールキャップの加工は完了です。

止めてある部品はロックタイトなどの弛み止め剤をつけて嵌め込んでください。


 

次はボディの加工です。加工って言ってもアルミ板を貼り付けるだけですが。 

扇状に切った0.3mm厚くらいの薄いアルミ板を写真のように接着剤で貼り付けます。

確認したわけではないのですが、ボディと回路の間に電気的なつながりは無いと思われ(おいおい…)、また、黒い皮膜状のHA-Vは絶縁体であることから、接着剤でつける分にはだいじょうぶだろう、と。

ま、今のところ問題は起きていません(^-^;

一応、念のため、接着剤は絶縁も兼ねてしっかりと塗ってください。弾性のあるものが良いように思います。
 

接着剤が乾燥したら、これで完成です。

加工そのものは30分もあれば出来ると思います。

で、実際に使ってみたところ、これがすごく快適です。

テールキャップを10〜20度もひねればロックアウト出来ます。

ロックアウトからちょいとひねって待機状態にすれば、スイッチ部のランプが電圧表示の点滅をしてからポジショニング点滅になるので、通常のロックアウト同様、残りのランタイムの目安をつけることが出来ます。

こんなことなら面倒臭がらずにさっさとやっておけば良かった、と後悔しているくらいです。

なお、改造による不具合は今のところ全くありません。Hiモードで30分以上点灯してみても、テールキャップだけが熱くなるようなことは無く、明るさも変わっていないように思います。

ということで、テールキャップの改造を従うため気軽におすすめすることは出来ませんが、初期型のEA4を持っていて待機電流に悩まされている方、参考にしてみてはいかがでしょうか。

もっとも、責任は一切もちませんので、その点は悪しからず。

最終更新日:2014/02/11(火) 03:41:34
Posted by マスター

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